2015年07月13日
第7回~熱意とこだわりの結晶!ついに完成内装材~
第7回 ~熱意とこだわりの結晶 ついに完成内装材~
みなさんこんにちは!
いつも小国ウッディ協同組合のブログをご覧いただき
本当にありがとうございます!
梅雨あけを思わせるようなお天気が2日ほど続きましたね。
夏を思わせるような、ジトーとした暑さ!
セミの声。
夕暮れ時に聞こえるひぐらしの声。
もう夏はすぐそこまできていますね!
さあ、本日は夏より暑い!熱い!
内装材の最後の行程のご紹介!!
小国杉が床板・壁板として新たに息を吹き返す瞬間です!!
と、いうことで本日は
「第7回~五感が喜ぶ小国杉の内装材」
ご紹介いたします。
では早速現場に潜入してみましょう!
第6回でご紹介した、埋め木作業が終わり、最後の加工段階を待っている
板とその奥は、小国ウッディ自慢の加工板担当、宇都宮さん です。
作業現場はこんな感じです。
宇都宮さんは一枚一枚 モルダーというこの大きな機械に小国杉の板を通していきます。
ただ板を通すだけではありません。
一枚一枚板を材質を確認していきます。
・曲がりや反りはないか
・色身はきれいか
確実にチェックしていきます。
モルダーとは、かんながけ の役割を果たす機械のこと。
この機械は かんながけだけでなく、板を一枚ずつ張り合わせる加工
「実(さね)加工」の処理も同時も行うことができます。
「実」(さね)と呼ばれるこの部分は 凹凸の形になっており
パズルのようにぴったりはまるよう になっています。
モルダーの機械の中身は取っても複雑。
大きくわけて4枚の刃を使って板の裏表・側面を加工していきます。
入れる時 木のガサっとした肌触りが残っている板が
機械からでてくると、
つやっと光沢のある板 に変身して出てきましたよ!
埋め木をしたばかりの板がこちら
モルダーを通した板がこちら
小国杉特有のやわらかい・やさしいピンク色と光沢がでてきましたよ。
木目や節、色身はどれひとつとして同じものはなく
一枚一枚人間と同じように個性とその板にしかない魅力があるのです。
そんな板を一枚一枚張り合わせて作り上げたお部屋は
素敵な空間に間違いないです!
モルダーにて加工が終わった板たちは
このように
丁寧に積み上げられていきます。
この時、最後の検品も同時に行います。
内装材として、ふさわしいものかどうか
一枚一枚人目で確認 していきますよ。
これで床板は完成!
丸太の形だった小国杉は
人の暮らしをより豊かにする
内装材という形に姿を変えて活躍することとなりました。
何世代にもわたって大切に育て続けた山主さんから
小国杉を受け継ぎ
より多くの方に使ってもらえるように、加工する
それが製材所の仕事です。
何も知らずに見る板と
この背景を知った上で見る板とでは
見え方が大きく違ってくるような気がします。
そして
ロマンある仕事だなあとつくづく思います。
次回は縁の下の力持ち!目立て職人 をご紹介します!
お楽しみに