2015年11月30日
山から選ぶ建物づくり!
小国ウッディ協同組合 のブログへようこそ
本日もご覧いただきありがとうございます
先日、貴重な体験をしました。
山に立っている状態 から選んだ小国杉
で建てた建物の上棟式に参加してきました
上棟式とは、、、
建物の棟(屋根)が上がったことを喜び、
感謝する儀式のことです。
山に立っている状態から選んだ小国杉 ってどういうこと?
すごいことなの??
と思う方もいらっしゃるかと思いますが、、、
建物に使う木材を
山の中に立っている状態の木から選び、そろえる
ということは非常に珍しいことです。
食 で例えるなら・・・
料理人が畑を訪れて、
育てた人、環境を見てから食材をそろえる という感じでしょうか。
ものづくり にこだわる職人魂が感じられる材料の選び方ですね!
そして
小国杉を大切に思ってくださる ある設計士の先生が
山から木材を選びたい、と小国にいらしてくださいました。
今回は
~先生が山で選んだ小国杉が
建物の材料として使われるまで~
を皆様にご紹介します!
先生が小国にいらっしゃったのは
10月の上旬。
まだ、あたたかく、風が気持ちい頃でした。
山の中で気に入った木を何本か決めて
長さや太さを計ります。
今回先生が欲しい材料は
このように 弓なりに曲がっている 小国杉です。
気に入った曲がり具合の小国杉を山で探します。
「登り梁」といって あえて大きく曲がった木を梁に使用し、
木の迫力を強調するような空間を作るためです。
丸太を販売する、森林組合さんの共販所にも行きました。
選ばれし小国杉は
効率的に乾燥するように
「蒸煮減圧」という特別な機械にて 乾燥の前処理を施します。
約1か月半後・・・
ウッディが納めさせていただいた、構造材が、建物の骨組みに!!!
(※こちらの材料は一般的な流通にのっとった小国杉です)
ここまで柱が並ぶと、普段材料を見慣れている私にとっても
圧巻の迫力です!!
そしてそして・・・
先生が山で選んだ
あの弓なりに曲がった小国杉が 登り梁に!!!!!!
これから、
建物の一部として活躍するのを待っている小国杉たち。
スタンバイしています。
特別に上棟作業中の現場に上がらせていただきました。
間近で見る、大工さんの手仕事。
匠です。
上棟が完了した印の旗が建てられます。
地域によって様々な形や色を使うそうです。
旗には基本的には五色の色を使うのだとか。
最後は福を撒くという意味を込めて、「餅まき」が行われます!
ちなみに先ほどから写真の中でちらほら見える、赤いタオルは
上棟のお祝いを意味して、上棟式に参加する方は
おそろいで着用するそうです。
上棟式では
上棟までに携わった、大工さんはもちろん、業者さんの名前がズラリと
記入されてある 「棟札」が 飾られます。
これは、建物の構造の中に置かれるそうで、いつ誰がこの建物に携わったか、
というのがわかるようになっています。
「小国ウッディ協同組合」の名前も!!
担当者にカイナの名前も入れていただいております。
山から選ばれた小国杉が
製材されて、建物の一部となる。
山からの流れをすべて目の当りにしていたので
現場で その小国杉の活躍する様子を見た瞬間
鳥肌が立ちました。
ものすごく貴重な体験をさせていただきました。
今回のように山から選ぶ家づくりも可能ですよ。
小国杉を愛してやまない方、いかがでしょうか。
2015年11月25日
みかん狩りin河内
有明オレンジ園さんへ
職員のみんなでみかん狩りに行ってきました!!
今回は、みなさんおなじみの「温州ミカン」ですよ
着いたら早速説明を受けて、Let's go~
ウェルカムボード、ありがとうございます
私がどれにしようか迷っている時に、もう美味しそうに食べてましたよ
どの木が甘いか食べ比べて、お持ち帰り用を吟味します。
木によって、甘さや酸味が全然違いましたよ
みかんでお腹いっぱいになった後は、遊んだり、
足湯に入ったりと、思い思いの時間を過ごします。
今回は家族での参加が多く、子供もたくさん!!
なんだかほのぼのします
たくさん遊んでお腹がすいたところで、お待ちかねのBBQタイム
お肉だけでなく、海の幸も頂きましたよ
BBQでお腹いっぱいになった後も、デザート♡にまたまたみかんを採りに行きました
昼食の後は、海辺のカモメに餌をあげたりもしました
最後は海辺でパチリ
雨の予報も外れて、とっても楽しい一日となりました
2015年11月16日
小国ウッディ 森林ツアー 過去最多人数です!
小国ウッディ協同組合のBLOGへようこそ!
本日もご覧いただき本当にありがとうございます!
小国杉丸ごと体感ツアー開催しましたよ
先週の土曜日11/14(土)に北九州よりお客様がいらっしゃいました
なななんと、工務店のスタッフさま、エンドユーザーさま 合わせて
40名のお客様が小国にいらしてくださいました
今回、ウッディ先輩方にアドバイスいただきながら、ツアーガイドをさせていただきました、
カイナです。
小国ウッディと工務店さんとでコラボレーションして
行うツアーの中では過去最大の参加人数!!
たくさんのご参加本当にありがとございました
実際にお家づくりに小国杉を使用していただいていたり
これから考えてくださっているお客様にお越しいただき
小国杉を五感を使って 知ってもらえることが
うれしくてたまりません!
毎回のツアーでは
小国杉の育つ環境を丸ごと体感していただくために
小国ならではの体験をプログラムに組み込んでおります。
今回は
小国ジャージーバターづくり でした。
ジャージ牛と戯れていただき
そのあと
ペットボトルに入れた新鮮な生クリームを
しばし ひたすらフリフリ
小国の小田牧場さんにご協力いただきました。
これで小国ジャージの無添加バターのできあがり
このように
小国杉や山のことだけでなく
小国町の環境や人ともじっくり触れ合っていただき
小国丸ごと愛着をもっていただけるような
プログラムづくりを心掛けております。
今回はあいにくのお天気で
森林の伐採現場を見学いただくことができませんでしたが
その他、原木市場での競り体験や、小国ウッディの製材所見学
などなど盛りだくさんの内容でおもてなしすることができました
恒例の原木競り体験!
小国の観光スポットといえば、、、三社参り!
小国杉が ただの杉
ではなく
小国町の環境や人が愛情をもって育てた
この町のならではの杉なのだということ
を
少しでも知っていただければと思っています。
これからも
お客様に愛着を持っていただける小国杉 を目指して
小国杉丸ごと体感ツアーに
取り組んでいきたいと思います!
2015年11月05日
製品をつくるだけ じゃないんです。
みなさん、こんにちは!
いつも小国ウッディ協同組合
のブログをご覧いただき本当にありがとうございます
先日 大阪のお付き合いある工務店さん ワークスさんの「杜の感謝祭」に参加してまいりました。
杜の感謝祭とは
小国杉を使って家を建ててくださった人や
これから小国杉を使って家を建てようとしてくださっている人
に感謝の気持ちを伝えるお祭りです。
小国町の特産品をたくさん持っていきました。
イベント開始後しばらくすると
どこからともなく、くまモン登場!!
小国ブースにきたくまモン!
私と一緒に岡本豆腐さんのあげをPRしました。
すごい人だかり!!
小国町自慢の特産品、あげや里芋は見事完売です!
毎年、大阪のお客様に大人気なのだそう。
何人かのお客様から
小国杉の床板 使ってるよ!
とお声掛けいただき とてもうれしくなりました。
小国を離れ、遠く離れた大阪の地でも
活躍しているんだなぁ、小国杉。
会場に行く前に
小国杉を使ったお家を建ててくださったお客様に招待いただきて
そのお家の見学会に行ってまいりました。
柱や梁、桁に立派な小国杉の姿が見えます。
この小国杉がこれからのお客様の人生を見守る空間となるのだなあと
しみじみ感じました。
製材所の中で小国杉は
柱
桁
梁
間柱
という だいたい決まった規格の 見慣れた「部材」にすぎません。
でも、
こうして お客様の お家の「一部」 となっている姿を眺めてみると
お客様の暮らし、人生の景色の一部となっている
ということに改めて気が付かされました。
そして同時に
「小国杉」を通じて
私たちは
「家づくり」という人生の中でも最大級のイベントにかかわることができ
ているんだ。
ということに気付きました。
1本1本の柱や桁、床板、の製造に携わった人たちの顔が思い浮かびます。
杉の木1本1本を育て、伐採する様子が思い浮かびます。
こんな風に思いを馳せていると
製材所は ただ、柱や桁、床板などの「製品を作るだけの場所」
で 終わりたくない と強く想いがこみ上げてきました。製品を作っているのではなく
お客様の人生、暮らしを見守り、支えるお家の一部を作っているんだ と
そう思いながら、小国杉を製品に変える仕事をできること、
これが小国ウッディ協同組合という製材所のやりがいなのかな、と思います。
製材所の仕事、実はこんなにも大きなやりがいを感じることのできる 仕事なんです。
2015年10月23日
ウッディ女子部 飯塚遠征!
みなさんこんにちは!
いつも小国ウッディ協同組合のブログを
ご覧いただき、本当にありがとうございます
小国ウッディ女子部
カフェでランチ中。
いえいえ 違います。
実は
なんとここは
飯塚にある 材木市場 なんです!!!
材木市場とは、製材された木材製品が集合して取引される市場のこと。
本日、飯塚にある木材市場の
記念市に応援隊として行って参りました
材木市場というと、
買い付け担当のちょっとコワモテのおじさんたちがたくさんいて
無言の駆け引きがあって、男たちの熱き戦い(?)が繰り広げられる、
なんとな~く、、、女子が寄り付きにくい雰囲気の場なんだろうな、という
イメージでした。
が、、、、
材木市場に到着すると、
見てください!このおしゃれな玄関!
おしゃれなロゴ!!
おしゃれなカウンター!!!
ウッディ女子は、材木市場に来ていたことを
忘れるくらいに ハイセンスで洗練された空間が
そこには広がっておりました。
ウッディ女子部大興奮。
今までの材木市場のイメージを覆される
事務所 なのでした。
この飯塚の材木市場の理事長は 女性 なのです!!
森林、製材、木材 などの林業界で働く女性は、まだまだ少数です。
そんな中、材木市場の理事長にまでのぼりつめた 女性がいるなんて!!!
か、かっこいい。
これからの木材流通を明るくしたい
という想いから、事務所のリニューアル事業を決めたそう。
子供たちが遊べるスペースを設置し、
これまで ハードルが高かった材木屋さんにいろんな人たちが
気軽に足を運べるようにしたい、とお話しいただきました。
実際に市(競り)が始まると、、、
なんと、女性の買い付け担当さんが!!!!!
丸太や製品の市場を何度も見学にいったことがありますが
女性の買い付け担当さんは 初めて見ました。
か、かっこいい。
女性が活躍する材木市場
本当に先進的だなあ と感じました。
競りが終わったあとは
競り落としたときの入札札と引き換えに
もらえる抽選券を使った
抽選会が始まりました。
買い付けに来るお客さんを楽しませる
イベントまで用意されていて、またびっくりです。
女性が活躍する木材の現場
見ることができて
とっても刺激を受けた ウッディ女子部なのでした。
2015年10月17日
迫力満点!これな~んだ!
本日もご覧いただき本当にありがとうございます!!
じゃ~ん!!
堤さんが大きな大きな重厚感たっぷりの扉を
今、まさに開けようとしています。
開けると!迫力満点!
これ何だと思いますか~??
タイコ梁といって
弓なりに曲がった状態の木を使った梁です。
大きく曲がった木、とても迫力があります!!
最大7メートルの迫力満点のタイコ梁を用意するために
下処理をしているところなのです
このような大きな材は、乾燥に時間がかかってしまうので
あらかじめ 乾燥しやすいように
特殊な窯で蒸気と熱を加えます。
こうすることで木の表面が柔らくなり
木材の乾燥を促します。
実はこの立派な材料
最近伐採したばかり。
少し前までは
このように
山に立つ 木 でした。
当たり前のことですが
完成した木製品ばかりをを見ていると
「木が山立っている姿」
を忘れがちです。
木は山、森にある 生きものです。
まっすぐだったり、曲がっていたり
人間の個性と一緒。
一つとして同じものはありません。
製品づくりだけでなく
たまに山に入って
木を眺める時間も大切ですね~!
2015年10月15日
ケイ・ジェイ・ワークス 小国杉ツアー
小国ウッディ協同組合のブログへようこそ
本日もご覧いただき本当にありがとうございます!
本日は先日開催された
第9回 ケイ・ジェイ・ワークス 「小国の山と温泉に行くツアー」
ダイジェスト版をご紹介いたします
10月10日(土)、11日(日)に
はるばる大阪から
工務店さん ケイ・ジェイ・ワークスさんとそのお客様が
小国にいらしてくださいました!
1日目お昼ご飯は
小国ウッディ名物(勝手に) 小国満喫BBQ(デザート付)
そのあとお腹いっぱいの中
木工教室!
小国の森の木々で オリジナルの昆虫作りをしました!
そのあとは、我らがウッディ自慢の工場見学です!
本日のツアーの締めくくりは
250年生の小国杉の見学です!!
小国杉の歴史の始まりを 肌で感じました!
何度見ても圧巻です!
夜は杖立温泉で 懇親会
小国のお酒やお料理を一緒に楽しみました!
2日はまず
小国の若宮共販所(丸太の市場)で
入札体験です!
お客様には製材所の買い付け担当になりきっていただき
丸太のせり体験をしていただきました
丸太の価格を考える機械ってなかなかありませんよね・・・
それでも一生懸命考えて 入札していただきました!
森林組合の市担当の方からは
高額 でご提示いただいたお客様には
「後日ご自宅まで郵送します」とユーモアたっぷりに
お話いただき、とっても盛り上がった 入札体験でした!
そのあとはツアーのメインでもある
迫力満点!の伐採現場見学!
樹齢100年以上の小国杉の伐採の様子を見学いただきました
みなさん真剣なまなざしで 伐採の様子を見つめます。
100年生きてきた木が倒れる瞬間
ズシンという大きな音とともに、なんとも言えない
感動と感謝の気持ちがこみ上げてきます。
何度も見ているはずなのに
毎回感動してしまします。
そのあとは、地熱乾燥の見学です!
くまモンもしっかりお勉強しています。
2日目のお昼ご飯は
岳の湯温泉にある ゆけむり茶屋のかご蒸し定食です!
地熱乾燥と同じ
「地熱の力」を職で感じていただきました
地熱で蒸した 野菜は甘くて本当においしいです!
お昼ご飯を食べてお腹いっぱいになったところで
小国町の散策タイムです!
水辺をぶらり~
いいお天気で秋風が気持ち良かったです
お買いものタ~イムっ!!
みなさま、小国の特産品をおまとめ買いです。
小国の野菜、とくにこの時期は里芋がおいしいのです。
みなさんバーゲン終わりのように
両手いっぱいに
袋を抱えていらっしゃいました!笑
今回のケイ・ジェイ・ワークスさんのツアーを終えて。
小国杉の育つ産地に足を運んでいただき
食べ物、お酒、温泉、そして地元の人との
触れ合いにによって
より、小国杉に愛着をもっていただくことが
できたのではないかと思っております。
また、私たち製材所もお客様の顔を思い浮べながら
製品作りができるのでやりがいを感じりことができます。
このようにできるだけ多くのお客様、エンドユーザーお客様に
小国に来ていただきたいなと思います!
みなさまのお越しをお待ちしております!
2015年10月05日
発見!!製材所の知恵!
小国ウッディ協同組合のブログへようこそ!
本日もご覧いただきありがとうございます
すごいぞ!!さすが製材所!!
というネタがございましたので
ご紹介いたします。
加工板の製造コーナーをふらり と歩いていたら・・・
こんなすごいものを発見しました!!
こちら
左側のこちらの棚。
おそらく加工板担当の宇都宮さんが作ったと思われる
作業棚です。
近づいて見てみると・・・
わぉ・・・
1本1本鉛筆が入る、収納・・・
なんと消しゴムまでピッタリとはまるデザイン・・・
そしてそして
工具、はさみ、メガネまで、
な、なんと充実した収納!!!
それでいて、無駄のないデザインなのです。
カイナ
思わず舐めるように見てしまいました。
材料はすべて、製材所ででた 端材を使用。
小国杉自慢の木目や色味で
飽きのこないデザインに仕上がっていますよ!!
こんな実用的 かつ デザイ性も抜群の作業棚を
DIYできるなんて、さすがです!!!
普段から様々な木材に囲まれている私たちの職場は
いろんな知恵と発想が飛び交っておりますよ。
そして
より効率的に、より楽しく仕事ができるようにと
さまざまな工夫をこらしているのです!
以上 カイナの発見でした
2015年09月30日
第9回~いよいよ完成 最後の仕上げ~
お久しぶりです!
カイナは生きております!! 笑
さて、こんなにも久しぶりなのにも関わらず
小国ウッディのブログをご覧いただき本当にありがとうございます
いよいよ、丸太から製品になるまでの工程をお伝えするコーナーは
今回で最終回となります!
本日は構造材の最後の仕上げの工程についてご紹介しますよ。
それではさっそく製造現場に潜入!
右側の建物は第6回でご紹介した、埋め木をする作業場です。
真ん中の煙突のような建物は、製材所中かんなくずが集まる場所です。
(牧場の経営者の方々が牛さんのベット用にと買い取りにいらっしゃいます。)
そしてその左隣が今回ご紹介する構造材等のカンナ掛けをするコーナです。
製材所はできるだけ効率よく製造が進むようにと、製造の順番に合わせて建物の
配置をしているのです!
では、製造の仕上げという重要なポジションを担う
担当スタッフの紹介です。
構造材や造作材(お家の中の見えるところに使わせる材)の仕上げ(カンナ掛け)
を担当している簗瀬さんです!
カンナがけの役割をする機械は「モルダー」といいます。
こちらを見て、なにやらにやにやしているように見えます。
何か悪いことでも企んでいるのでしょうか。笑
そんな簗瀬さんのお仕事現場に密着です!笑
モルダーには大きく2つ種類があります。
1つは、構造材用。
もう1つは、材料の用途や客様の要望に応じて、手で機械に通すモルダーです。
まずは構造材用の仕上げ工程からご説明しますね。
こちらに乾燥し終わった材たちが運ばれてきます。
この機械で、まず曲がりのある材料をまっすぐに整えられ、
その後、カンナ掛け加工が機械によって行われます。
そしてここからがすごいのです!
まず、「含水率」といって木材の中に含まれている水分の量を測る機械
こちら
で水分量が規定を超えていないかをチェックします。
そして次に、
こちら
のハンマーで、「強度」を測ります。
木材の先端の断面にこのハンマーが カツン とあたるようになっており、
ハンマーのあたった衝撃から木材の強度を瞬時に計測できるシステムなのです!!
すごい!!!
そして 「含水率」・「強度」の審査を通った木材だけが、製品となる のです。
次に
手で機械に通すカンナ掛けについてご説明いたします。
こちらがこの機械です。
簗瀬さんが作業中です。
加工板の機械と見た目が似ていますね。
この機械を使用する材料は、
・羽柄材(構造材を支える小骨のような役割をする材)
・造作材(敷居等、家の中の良く見えるところに使われる材)
が主になります。
機械に通す前には、色や曲がりなど問題がないか丁寧にチェックします。
そして1本1本丁寧にカンナ掛けの機械に通していきます。
出来上がった木材を見てみましょう!
モルダー前
モルダー後
(※モルダー前と後の材料はそれぞれ異なる材料です。)
ガサガサしていた木肌から
しっとりつるんとほんのりピンクの小国杉の魅力が
現れましたよ!
モルダーにて仕上げの作業が終わった後
最後の最後に、
・きちんとモルダーがかかっているか
・曲りなどはないか
等1本ずつ、念入りに確認します。
機械が中止の作業であっても
最後には人間の目でチェックし、判断します。
構造材はお家を支える骨組みの主になるものです。
長年の経験と知恵、感を総動員して、製品として
出荷できるものを厳選します。
どの工程もそうですが、やはりこの「経験がものをいう」
が垣間見える瞬間、かっこい~!!!と思います!
こうして手塩にかけて磨き上げられた小国杉たち。
出荷される瞬間はいつも、娘を嫁に出す親の気持ちになるのです。
以上、仕上げのモルダーの工程について でした。
次回は、昔ながらの製材方法 についてご紹介します。
2015年07月29日
第8回 ~あなたの知らない「目立て」の世界~
みなさん、こんにちは~!
本日も小国ウッディ協同組合のブログをご覧いただき
本当にありがとうございます!
さてさて、本日お伝えする内容は
あなたの知らない
目立て職人の世界。
製材所の中でもかなりディープ な世界です。
「目立て」ということばにビビっとくる方は
相当マニアックな方だと思います!笑
まず、目立てとは何かご説明から始めましょう!
見てください!!
だだんっっ!
かっこいい~
こちらはウッディ内で使われている
製材用の刃物です。
正式には「帯鋸」(おびのこ)といいます。
迫力満点ですね!
この帯のこ、日々丸太や板を切っていると
包丁と同じで切れ味が悪くなってくるのです。
この切れ味を良くするための
包丁研ぎの役割が、
「目立て」という作業!
では本日の主役
目立てのプロフェッショナルをご紹介しましょう!
濱田さん!!
「目立て」「職人」というとなんとなく・・・
険しい表情、無口、はちまき・・・なイメージですが・・・
見ての通り!!
濱田さん、とってもスマートでスタイリッシュ!
そして、元気 なんです!!笑
これまでの職人さんイメージを覆す濱田さん。笑
そんな濱田さん
なんとこの迫力満点の製材用刃物、帯鋸(おびのこ)を
軽々持ち上げてしまいます。
「目立て」と一言にいっても
包丁のように、刃を研ぐという
作業だけではありません。
目立てという作業は、大きく分けて2パターンあります。
①真新しい刃を研ぐ
②毎日使っている現役の刃を研ぐ
ではそのディープな作業内容のぞいてみましょう!
①真新しい刃物の研ぎ方 から
ご説明しましょう!
まず
真新しい刃物と現役刃物
見比べてみてください!
黒いラインがない、ある に違いがあることが分かると思います。
※上記写真の帯のこは撮影時の反射により 実際の刃の色と違って見えております。
ご了承ください。
この黒いラインは「ヒートテンション」という作業によってできるものです。
帯ノコの刃の下部あたりを加熱し、製材するときに
刃がぶれたり、外れたりしないようにするための加工です。
写真を見てお分かりかと思いますが
「刃」といっても 包丁やナイフなんてもんじゃありせん。
帯鋸の全長は・・・
なんと8.5m!!
ベランベランとぶれてしまいやすい状態なので
香川のうどんのようなコシと若い女子のお肌のようなハリ
を加えるために「ヒートテンション」の作業を行います。
そのあと
「こしいれ」という作業に入ります。
先程のヒートテンションの加工に加え、人目で確認しながら
歪みを見極め、微調整する作業です。
この作業の様子が、それはそれはかっこいいです!
いかにも!職人技!という感じ!
定規のようなものを当てて隙間がないかチェックしていきます。
製材精度を上げるためには必要な作業なのです!
次に、「歯固め」という作業です。
ここでは大きさや角度が若干違う刃を一つ一つ調節し
大きさを統一させる作業です。
そして、「ステライト溶着」という作業です。
のこぎりの刃のギザギザの先にあるような
「アサリ」を着ける加工を施します。
アサリとは刃先の部分のことで、耳かきの先のような形状をしています。製材をする時に木を切る部分です。
上の機械を使って“ステライト”という金属を溶着させ、のちに「アサリ」となる刃を作っていきます。
850度もの熱で溶着していきますよ~!
帯のこには
200個以上の刃がついており、この全てに溶着していきます。
最後に仕上げの研磨をして完成です。
この「目立て」という行程、この内容の深さ文章で表現するのは難しく
歯がゆいカイナです。
長年の経験で培った勘や感覚、研ぎ澄まされた目は
まねできるものではありません。
この技術や努力があってこその、製品なんだな、と考えると
また完成した板や柱がどうしようもなくかっこよく見えるのです!!
製品ができるまでの背景を振り返ると、感動がこみ上げてきます。
「目立て」という行程は名前とは裏腹に決して目立つ作業ではありません。
夏の暑い日も、小屋の中で一人黙々と作業をおこなうのです。
唯一、製材所の中で木を触らない行程
「目立て」
その職人技とその目立て作業あっての、小国杉製品なのだということを
知っていただければ幸いです!
今回の
~あなたの知らない目立ての世界~最後まで読んでいただき
本当にありがとうございます!
次回は家を支える 構造材!のお話です! お楽しみに!
2015年07月13日
第7回~熱意とこだわりの結晶!ついに完成内装材~
第7回 ~熱意とこだわりの結晶 ついに完成内装材~
みなさんこんにちは!
いつも小国ウッディ協同組合のブログをご覧いただき
本当にありがとうございます!
梅雨あけを思わせるようなお天気が2日ほど続きましたね。
夏を思わせるような、ジトーとした暑さ!
セミの声。
夕暮れ時に聞こえるひぐらしの声。
もう夏はすぐそこまできていますね!
さあ、本日は夏より暑い!熱い!
内装材の最後の行程のご紹介!!
小国杉が床板・壁板として新たに息を吹き返す瞬間です!!
と、いうことで本日は
「第7回~五感が喜ぶ小国杉の内装材」
ご紹介いたします。
では早速現場に潜入してみましょう!
第6回でご紹介した、埋め木作業が終わり、最後の加工段階を待っている
板とその奥は、小国ウッディ自慢の加工板担当、宇都宮さん です。
作業現場はこんな感じです。
宇都宮さんは一枚一枚 モルダーというこの大きな機械に小国杉の板を通していきます。
ただ板を通すだけではありません。
一枚一枚板を材質を確認していきます。
・曲がりや反りはないか
・色身はきれいか
確実にチェックしていきます。
モルダーとは、かんながけ の役割を果たす機械のこと。
この機械は かんながけだけでなく、板を一枚ずつ張り合わせる加工
「実(さね)加工」の処理も同時も行うことができます。
「実」(さね)と呼ばれるこの部分は 凹凸の形になっており
パズルのようにぴったりはまるよう になっています。
モルダーの機械の中身は取っても複雑。
大きくわけて4枚の刃を使って板の裏表・側面を加工していきます。
入れる時 木のガサっとした肌触りが残っている板が
機械からでてくると、
つやっと光沢のある板 に変身して出てきましたよ!
埋め木をしたばかりの板がこちら
モルダーを通した板がこちら
小国杉特有のやわらかい・やさしいピンク色と光沢がでてきましたよ。
木目や節、色身はどれひとつとして同じものはなく
一枚一枚人間と同じように個性とその板にしかない魅力があるのです。
そんな板を一枚一枚張り合わせて作り上げたお部屋は
素敵な空間に間違いないです!
モルダーにて加工が終わった板たちは
このように
丁寧に積み上げられていきます。
この時、最後の検品も同時に行います。
内装材として、ふさわしいものかどうか
一枚一枚人目で確認 していきますよ。
これで床板は完成!
丸太の形だった小国杉は
人の暮らしをより豊かにする
内装材という形に姿を変えて活躍することとなりました。
何世代にもわたって大切に育て続けた山主さんから
小国杉を受け継ぎ
より多くの方に使ってもらえるように、加工する
それが製材所の仕事です。
何も知らずに見る板と
この背景を知った上で見る板とでは
見え方が大きく違ってくるような気がします。
そして
ロマンある仕事だなあとつくづく思います。
次回は縁の下の力持ち!目立て職人 をご紹介します!
お楽しみに
2015年07月07日
第6回 これぞ 職人技!埋め木作業
お久しぶりです!
みなさま、ブログの更新が滞っておりました、申し訳ございません!
カイナは生きております。
梅雨の時期が続いております。
むしむししたり、洗濯物が乾かなかったり・・・
人間の私たちにとっては、不自由に感じることも多い時期ですが・・・
小国杉たちにとっては、成長するための大切な時期。
地中の水分をぐんぐん吸い上げて
大きくなろう、大きくなろうと 生き生きしている時期なのです!
そのため、小国杉の緑がとっても鮮やかきれいに見えるのです!
梅雨のぼんやりした景色の中だからこそ
小国杉の景色はより鮮やかきれいに見えますよ!
さてさて、本日は
第6回 ~これぞ 職人技”! 埋め木作業~
をお送りいたします!
復習も兼ねて、これまでの工程のふりかえり!
→
①製造工程すべての統括 工場長
②森口君による 丸太の選別
③甲斐さんとノーマンによる 丸太の製材作業
④工藤さん・月隈さんによる 製品の原型作り テーブル作業
⑤堤さんによる 乾燥作業
そして今回潜入した現場はこちら!
なにやら、丸いものが、たくさん見えます。
こちらが今回ご紹介する作業を担う 「埋め木のコマ」たちです。
奥で作業をしているのが、
自慢の埋め木職人、杉野さんです!
そもそも埋め木とはどんな作業なのかというと・・・
堤さんが乾燥した板に
内装材に使うには向いていない
節(死に節)をドリルでくり抜き
そこに上の写真で見ていただいた「コマ」を
打ち込んでいく という作業です。
乾燥後の板が待機しています。
この生き節、死に節を選別するところから作業ははじまります!
節にも2種類あるんですよ”
1つは「生き節」
そのまま製品にしても大丈夫な状態の節です。
もう1つは「死に節」
その名の通り
節が腐った様な状態となり、抜けたり 欠けたり
しやすい節です。
こちらがその作業場所!
右側に乾燥後の板がセッティングされており
左側には、死に節をくり抜くドリルの機械があります。
死に節の部分をくり抜いた板が、すぐ隣にある
埋め節作業場に運ばれます。
そして・・・
メインの埋め木作業がスタートです!
まず、くり抜いた穴に専用のボンドを
ぬっていきます。
見てください”!
このすばやい手さばき!
はやすぎて 写真がブレます。
そして注目すべきは
2枚の板を同時に作業している事!
なんと!2枚の板の節を約1分程度で埋めていくのです””
さらに
驚くべきは 節の大きさに合わせて4種類のコマを
瞬時に判断し打ち込んでいるということ。
2枚終わってまた2枚と次々にさばいていきます!
道具をとる手にもいっさい無駄がありません。
はやすぎて写真がブレます。
ちなみに埋め木作業をする道具
左から金槌/ボンドを塗る棒/専用ボンド
です。
こうして
節が埋められた板ができあがります。
床板や壁板、天井板は
人目、人肌に触れる事が一番多い製品です。
より美しく、より快適に。
みなさんの暮らしに寄り添えるように
1枚1枚、職人の業とこだわりが注ぎ込まれていきます。
丸太から製品になるまで
あともう一歩!!
次回仕上げの工程もお楽しみに〜!
2015年05月25日
第5回 ~こだわりの乾燥~
みなさん、お久しぶりです!
本日もブログをご覧いただき本当にありがとうございます!
夏を間近に感じるような暑さになってきましたね~
小国の山々の緑がいっそう生き生き見えますよ^^
ウッディ事務所ではこの時期
夏の暑い日差しを和らげるために「緑のカーテン」を
設置する作業を行います!
今年の緑のカーテンは
ゴーヤとかぼちゃ に決定!!!
ゴーヤについては賛否両論ですが、、、、
ゴーヤ好きのかいなはうれしいです。
はやく大きくなあれっ!!
第5回 ~こだわりの乾燥~です!
乾燥を担当するのは堤さん。
ブログ撮影に積極的に協力してくださいました!ありがたい!
なんと、小国町の温泉を湧き出させる「地熱」を利用するのです!!!
その特徴は
①重油を使わず、二酸化炭素を排出しません。
②中ぐらいの温度で時間をかけて乾燥するので、
小国杉の色や香りが逃げません。
まず、 工藤さんと月隈さんが用意した荒材(製品の大きさに荒削りしたもの)
を乾燥機に入れやすい状態にきれいに並べて結束します。
重ねる板と板の間に入れる木のことです。
左側はさん木を入れてまとめられている板です。
こうしてまとめられた板や、その他の荒木は
堤さんの運転する4tトラックにて
地熱乾燥施設はこちら!
堤さんはリフトを使って
乾燥が終わった荒木の束を取り出し、
新しい荒木を乾燥機の中に積み込んでいきます。
そして最後には木が沿らないように重石をのせます。
このようになっております。
そして乾燥機にすべて入れ終わると、
次は取り出した乾燥後の荒木をトラックに積む作業です。
乾燥したもの取り出す→新たな荒木を乾燥機に入れる→乾燥した荒木をトラックに積む
というシンプルな工程ですが、なにせ大きな束なので
リフトを使う大きな作業となり、
すべての工程は1時間半ほどかけて丁寧に行われるのです。
下の写真は積み込みの様子。
しっかり固定します。
人間を癒すだけでなく、小国杉を乾燥させることもできるのです。
地元の資源を有効に使った小国杉の製品。
工場内の作業だけでなく
輸送も含めた大掛かりな乾燥工程を担当する
堤さん!
趣味はカメラ!
今回はブログの写真にこれを載せてほしいと
積極的に情報を提供してくださいました!
堤さんの愛機!ご紹介しますよ~!
こちら!
以上!
第5回~こだわりの乾燥~ でした!
次回もお楽しみに!!!
2015年05月07日
第4回 ~大忙しのテーブル~
本日もブログをご覧いただき本当にありがとうございます~!
カイナです!お久しぶりです!
長らく小国ウッディ自慢シリーズをお休みしておりました・・・
申し訳ございません・・・
ぼちぼちですが、更新していきますので
どうかこれからもお付き合いください~!!
入社して1か月が経ちました!
ようやく 寸や尺の表現が聞き取れれたり、
建築用語が日常会話で使えるようになってきた今日この頃。
とってもうれしい出来事がありました!!!!
ずっと欲しいと思っていた
「結束カッター」
プレゼントしていただきました~!
※名刺も作っていただきました。まだ修業中ですのでそのときまで大切に保管です!
「結束カッター」とは、フローリング等の製品をきれいに束にし、
ひもでまとめて縛った後に使用するカッターのこと!
これを、このように
ズボンのベルト通しにくくりつけて、
スムーズに使えるようにセットしておくのです。
紐が手作りでかわいらしいです。
あまりにもうれしくて
特に結束作業の手伝いを頼まれなくても、
常にこのカッターをズボンにセットしているカイナです。
っとここまで、前置きが長くなりましたが・・・
第3回の甲斐さん担当の「噂のノーマン」につづいて・・・
第4回 「テーブル」という機械とその作業内容について
ご紹介します~!
さっそく、「テーブル」という機械のある施設に潜入!
こちらです。
奥から
①第2回でご紹介した森口君の原木の皮むき
②第3回でご紹介した甲斐さんのノーマン
そして、手前の入口が今回の 「テーブル」の設置場所です!
何やら、たくさん木材が積んである様子がうかがえます。
テーブルという機械
このような形をしております。
名前の通り
「テーブル」のような形をした台を使って作業を行います。
このテーブルを担当しているのは
月隈さん(左)工藤さん(右) のお二人です!!
右側から入れた材が
フローリングや壁板等、それぞれの材料にふさわしい幅、厚み変換されて左側から出てきます。
この、左側から出てきた最終加工前の段階の材は
「荒材」と呼ばれています~。
こちらが
フローリングや壁板などの内装材用に甲斐さんが製材した材です。
これを工藤さん・月隈さんペアが
フローリング等、必要な板材の寸法に合わせてさらに製材していきます。
さすが小国杉!きれいなピンク色~
このように
製材できた 材は右側に置いていきます。
※工藤さんの後姿です。
できた製品は
このように積んであります。
実はこのテーブルの工程は
工場の中で一番多くの種類の材料を扱うところ
なのです!
なんと14種類もの形に変換させるのです!
甲斐さんがノーマンでカットした原木を
それぞれの製品の原形を作るのが
工藤さん・月隈さんの役割。
それにしても14種類を扱うなんてすごい~!
「必要な製品の原型に仕上げる」と簡単に言っても
その作業はコンマ~ミリの 世界!!
刃物の厚みや木の性質から
若干のゆがみやズレが生じますが
それらを見極めて管理し、修正しながら製品の原型を作っていきます。
匠の技ですね~
この工藤さん・月隈さんがつくった「製品の原型」がどんな加工を施されて
製品として完成にいたるのでしょうか~?!?!
ここまでの過程を見ていると
気になって仕方がないですね~!!
次回は
「第5回~板をより美しく~埋木の作業~」
をお送りします!!
2015年05月02日
お客様がいらっしゃいました!
本日もブログをご覧いただき本当にありがとうございます~!
みなさん、ゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしょうか?
本日は、お世話になっている雅建設さんが
小国に来てくださいました~!
新しい社員さんが入られたということもあり
ウッディお得意の 小国杉と自慢の製材ツアー(ミニ)
を行いましたよ!!
樹齢250年の小国杉と一緒に。
お天気がよく、鳥のさえずりとさわやかな風、小国杉の木漏れ日
がと~ても気持ちがよかったです!
見上げると広がる葉っぱと 太陽の光で万華鏡みたいです。
もちろん
小国の自慢!地熱を活かした木材の乾燥施設も見学しましたよ!
上池先生の地熱乾燥塾!
社長も熱心に聞いております!
地熱乾燥のある岳の湯では、ありとあらゆるところから 蒸気がでています!
社長、恐る恐る蒸気に触れています。笑
最後はお決まりの工場案内です!
自慢の製材・加工を 順番に体感していただきました~!
何十年も何百年も大切に大切に手塩にかけて育てられた
小国杉が 柱やフローリングというかたちで
新たに息を吹き込まれる
その過程は何度体感しても
感動するものです。
多くの方に体感していただきたいな。
2015年04月27日
小国杉森林ツアー ㈱サン建築工房様
よる小国杉森林ツアーが行われました
先日のみかん狩りで採れた甘夏で「甘夏ゼリー」をみんなで作り、
採れたワカメで「ワカメスープ」を作ってお・も・て・な・しの準備満端
セリ体験からの、迫力の伐採現場見学
当組合に到着してすぐにしいたけ狩り
しいたけの時期が過ぎてしまい、あまり採れませんでしたが、
そのあとはみなさんお待ちかねのBBQ
お肉やお野菜を焼いてお待ちしておりました~
みなさん、美味しそうにたくさん食べて頂きましたよ~
おなかがいっぱいになった後は、当組合の工場見学
丸太が柱や桁・床板や壁板など、
お家の材料として変化していく様子を見学頂きました
実際に小国杉に見て触れて、
とても熱心に質問されているお客さまもいらっしゃいましたよ
その後は地熱乾燥施設のある岳の湯へと移動
地熱の蒸気で乾燥させている様子を見学頂きました
温泉卵も食べてお腹いっぱい
今回も一日満喫頂きありがとうございました
お疲れさまでした
2015年04月21日
みかん狩り遠足 いってきました!
本日もブログをご覧いただき本当にありがとうございます~!
本日は 小国ウッディメンバーの貴重な、貴重なオフショットを
お送りします~!
4月18日(土)に愛媛の三崎というところに
みかん狩り遠足に行きました~
このみかん狩り遠足は昨年からはじまったようで
今回2回目となります!
まず、今回のみかん狩り遠足の
「持ち物リスト」を見ていただきましょう。
・飲み物とおかし
・お弁当人数分
・脚立 ←?
・大量のかご ←?!
・2tトラック ←?!?!
・ビーチサンダル ←?!
・半ズボン ←?!
特に注目すべきは
2tトラック
?!??!?!
脚立に大量のかごも気になるところですが
みかん狩り遠足に 2tトラックて?!?!
どういうことなのでしょうか・・・笑
こういうことです。
かわい~!!!
そしておわかりでしょうか~?
2tトラックに 大量のかご に みかんいっぱい!!!
みかん畑のみかんをほとんど収穫させていただきました。
最初は、きゃっきゃ わいわい
「みかん狩り」でしたが
途中から
本気、真剣勝負の
「収穫作業」。
笑
小国ウッディメンバーの表情は真剣そのもの。
もくもくと 自分の担当のみかんの木をさばいていくのです。
ここからは真剣勝負中の写真をご紹介!
おわかりでしょうか~?
もうなりふり構わず 必死。
完全に地元民化している
ウッディメンバー。笑
なるほど~脚立が必要なわけですね。
こっち向いてくださ~い!
というと
素敵な笑顔 いただきました!
疲れたらしく
こっそり 食べ始める工場長。
まるで孫とおじいちゃん!
最高の笑顔 いただきました~
(もう堂々と食べてます、工場長。)
もぎたてみかんは やっぱりおいし~!
収穫したみかんは
こんなリフトに乗せて下まで運びます!
きゃ~!急斜面”!
みなさん!
実はこの「みかん狩り遠足」、みかん狩りだけでは終わらないのです。
なんと、みかんの次は わかめ! それと ひじき!!
取りに行きます。海にいきます。笑
もう、本業なんですか~?
っていうくらい・・・海に入ってもさまになるんですね、ウッディメンバー。
(※みかん狩りから海までのわずかな移動時間で 海仕様に着替えるメンバー)
そしてお目当てのわかめ、どんどんとります。
現在小国ウッデイの工場のあちらこちらで
みかんとひじきをみかけます。
休憩室に みかん。
工場の片隅に 干されるひじき。
(※春風とともに磯の香りが工場内を流れていきます)
いかがでしたでしょうか~?笑
小国ウッディの春のみかん狩り遠足!
おなかも気持もいっぱいになる 超充実コースなのです!!
オフとはいえ、 みかん狩り遠足とはいえ
製材時と同じく本気・真剣勝負 の メンバーなのでした!
お・ま・け の想い出写真コーナー
みかん狩り遠足のアイドル~
奇跡の1枚。 さわやかで賞~
次回のブログもお楽しみに!!!
2015年04月17日
第3回 ~製材のはじめの第一歩!噂のノーマン~
へようこそ~!
本日もご覧いただき、本当にありがとうございます!!
昨日はブログをお休みさせていただきました。
3日坊主や!なんて思った方、
違いますよ、違いますからね!!!(必死に)
最近、ブログ以外にもチャレンジされてもらえることが増え、
すこ~し休憩させてもらいました!
と言い訳させてください!笑
さあて!
本日は
をお送りしますよ!
そもそも!
ノーマンとは何ぞや?!
っという方がいらっしゃるかと思いますのでまずはこの説明から。
「ワンマン運転」という言葉がありますね。
文字通り、一人で運転しています、 ということ。
このまま
「ノーマン運転」を訳しますと
人なしで運転しています、 ということになります。
製材所でいうと、
人間の替わりに加工してくれる、 機械 ということです!
わおっ!これは画期的!!
ノーマンと呼ばれる この機械、小国郷では
小国ウッディだけが持っている秘密兵器なのです”!
もはや、秘密になっておりませんが・・・
では、このノーマンとやらが潜んでいる現場を覗いてみましょう!
なにやら、すごそうです。
こんなものが現れました!!!
そう!こちらが 噂の「ノーマン」!!!
甲斐さん です。
森口君が皮をむいて選別した原木を
柱や桁、板 など種類別に の適切な大きさ、形に切りそろえていく
「ノーマン」ですが、甲斐さんがいないと動くことができません!
もうこの機械の名前、
セットされた丸太が 奥にある 2本の大きな刃で切られていきます。
丸太の丸みが おとされて 柱の原型がみえてきましたよ!
甲斐さんが見るのはノーマンの動きだけではありません。
メインはコチラ。
このコンピューターです。
この画面に
セットされた原木から 何 が どれだけ
とれるのか 自動計算で算出され表示されます。
コンピュータで修正、調節します。
これまたびっくりです!
ノーマンは膨大なセンサーもよって動いている機械なので
時々機械の不具合もあるそうで・・・
その原因を突き止めて、修理する能力必要です。
もちろん!甲斐さんは機械の不備、を見極め点検、修理をすることができます!
これをみてください!
このごちゃごちゃ・・・これがノーマンの脳であり心臓部分です。
スイッチや画面操作で
大きな大きな それはもう、大きな
機械がものすごい音を立てながら起動し、
人間では決してさばくことできない速さでそれも正確に
仕事をこなしていきます。
その
丸太の状態から 「木材」に大きく形を変える重要な役割を
あっぱれです!
出来上がった、柱たち!
そんな甲斐さんの休日の過ごし方は
その内容も素敵なんですよ。
「マクロビオテック」なんですって!!
食生活の改善に関心が強いそうで
甲斐さんのお弁当をのぞくと・・・・
ご飯が 玄米!!!!
体によさそうなご飯の彩り~!!
細かい機械や数値を操作する仕事柄なのでしょうか
お弁当の中身にまで、その決め細やかなこだわりが垣間見えます。
すてきです!甲斐さん!!
小国ウッディ自慢の 噂のノーマン ですが
影で支える甲斐さんの存在があってこそだったのですね!!
丸太が木材に変わる重要な瞬間を支えているのは
甲斐さんなのでした!
以上、第3回 ~製材のはじめの第一歩!噂のノーマン~ の紹介を終わります!
次回(あえて 明日 とは言いません。笑)
第4回~噂のテーブルギャング~ のご紹介です!
お楽しみに~!^^
2015年04月15日
第2回 ~原木の下準備! 丸太の皮むき~
たくさんの方にBlogを見ていただくことができて
小国杉と製材所を知っていただけて
本当にうれしいです。
みなさまのおかげで!なんと!!
6,7402件のブログの中で
みなさま、今日もご覧いただき、本当にありがとうございます!
本日の「小国ウッディ スタッフと製品自慢」は・・・
~原木の下準備! 丸太の皮むき~ ですよ。
製材のスタートはここから!という重要なポジション。
どんな作業とこだわりがなされているのでしょうか?!
なななんと、そんな重要な仕事を任されているのは、
小国ウッディ最年少
ピチピチの22歳!!!森口和樹くん!!
ちょっぴりシャイな森口くんですが、無事に取材の許可を得ることができました。(ホっ)
ではさっそく、 丸太の皮むき 現場に潜入してみましょう!
まずは市場から運ばれきた状態の丸太をご覧ください。
↑みなさんがよく知っている 丸太 の状態ですね
この原木が・・・・
↑ ピカピカ~
この施設で皮むきの処理が行われますよ。(どきどき)
↑ 工場の一番奥に設置されています
大きな機械を操作するのは・・・
↑小国ウッディ最年少の 森口和樹くん(22)
↑機械に通す瞬間です!
丸太の小口をチェックして 年輪幅がぎゅっと詰まっている
「良い木」か「そうでない木」を分別します。
↑1本1本丁寧にチェックします。
その後、機械に丸太を通し、皮をむいていきます。
↑機械を通った丸太がでてくるところ 皮をむくギザギザの刃!
むいた杉の皮は「バーク」といって
家畜小屋の馬や牛の下に引くベッドにして
その後、肥料として使われるそうです。
↑山積みになった小国杉の皮と バーク
2つに分別された丸太は森口君によって
さらに4つに分別されます。
↑リフトを操る かっこいい森口くん
分別はリフトで行います。
が!!!
このリフトの動きがとにかくすごいんです!!!
無駄がない。
転がりやすく、大きさも人体の4倍くらいある丸太を
森口君、リフトで自由自在に動かします。
かっこいい~
すごいのはリフトの扱いだけではありません!
分別内容を瞬時に判断するのです!
皮をむいた後の丸太の分別はA・B・C・3の4種類です!
分別したものの使い道は主に以下のようになるのだそう。
Aは フローリングや壁などの 板材に
Bは 柱や桁などの材に
Cは 骨組みを支える割り材に
3は 上の材料を支える小割り材に
こうして、原木が製材する下準備が整うわけです。
外からみたら同じような原木でも
それぞれ適した用途があるのですね~
「適材適所」とはまさにこのこと!
森口君に勇気をもって聞いてみました!
質問1 休日の過ごし方は??
「ネット」なんだそう! オフはインドアなのですね!
質問2 好きな食べ物は??
カルピス と 焼肉
若さあふれる 回答!!ありがとう!
私も負けない。
普段はクールな森口くんですが
たまに見せる笑顔と、困り顔にきゅん でした!
製材のスタート
丸太の皮むきと 丸太を適材適所に分別する という作業
この 重要なポジションは
こんな森口君が担当してくれているのです!
以上 「小国ウッディ スタッフち製品自慢 第2回 ~原木の下準備! 丸太の皮むき~」でした!
明日は「第3回 ~製材のはじめの第一歩!噂のノーマン~」です!
「ノーマン」って?!?噂?!
お楽しみに!!
2015年04月14日
第1回 ~製造現場の統括! 工場長~
みなさん、こんにちは。
今日もご覧いただき 本当にありがとうございます!
本日より予告通り、「小国ウッディ スタッフと製品自慢!」
を連載でお送りしますよ!
↑休憩時間に集合写真をとりました! なんだかみなさん写真写り、渋かっこいいです。
私が製材所に勤めはじめて日々感じること、
それは木材という製品の奥の深さです。
もう本当にに奥が深い。
木という素材は生き物ですから 一つとして同じ状態の素材はありません。
木目も節の数も、吸収した水の量も違います。
そんな
絶妙なバランスで加工していく
これが製造現場のスタッフさんのお仕事です。
製造現場は大きく4つのコーナーに分かれていますよ。
丸太の状態から・・・
①柱や桁などのお家の骨組みを作り上げる 【構造材】 コーナー
②フローリングや壁板、床板に加工する 【板材】 コーナー
③柱や桁、板を乾燥させる 【乾燥】 コーナー
④木を挽く(わく=木を木材の形に切ること)ための
刃 を研ぐ 【目立て】 コーナー
一加工一加工 それぞれの担当のスタッフさんが
機械で形を整えて、最後は手と目でしっかり検品します。
こうして 丸太だった小国杉が
「こだわりの木材」へと変身していくのです!!!
こんな人が
こんな風に
こんな想いで・・・
製造過程とその場に携わる人を目の当たりにし、
完成した 小国杉のお家 を見ると・・・
1本の柱、一枚の床板に対する愛着がもうどうしたってわいてくるのです!
小国杉は小国ならではの気候と先代が手塩にかけて、大事に大事に育てられた杉。
さらに人間と同じように くせ や 性格 がある 杉 という素材を
人間が こだわりと 手間 をかけて作り上げる 「木材」。
小国杉の木材の魅力は
小国地域の歴史、人のこだわりと想いがぎゅっと詰まったところにあると
私は思います。
↑出来上がった製品は 丁寧に梱包します。
とかなり長々と 熱く語ってしまいましたね。
少しでも自慢の小国杉材について、知っていただけるといいなと思います。
工場長、いつでてくるんや! って感じですね…
はい!
ではさっそく紹介します。
我らが小国ウッディ協同組合の工場長、 長谷喜久男 さんです~!!(やっと)
↑配達先を確認する工場長
工場長のお仕事は主にこの4つです。
①注文内容に応じ、原木から出荷(納期)までのスケジューリング、段取りを行う
②トラックに積む前の最終確認(品質・数量・出荷先)
③現場作業の補助、チェック
④ときどき配達
↑製品の長さ、幅を念入りに確認し、トラック積みを計画します
納期に合わせた出荷に間に合うよう、計画と製造作業の補助を行います。
工場長の動きを見ていると
ある時はリフトに乗って材を運び、またある時は、節を埋める作業(加工板編で詳しくお伝えします)
をしたり・・・またある時は出荷前の製品を梱包したり、またある時は早朝に配達に行ったり・・・・・
と
なんとも多忙!!キューティーハニー並みのマルチタスクなのです!!
もちろんですが、どの作業も軽やかにすばやくさばいていきます。
工場長、かっこいい。
↑何度もチェック
↑配達前のトラック
私は、「工場長」というと威厳たっぷり職人さん!みたいなイメージをもっていましたが
意外や意外!
目が合うとニコッと返してくれるとっても優しいお方なのです!!
製造スタッフから「きくちゃん」と呼ばれ親しまれています。
そんな素敵な工場長の休日の過ごし方を聞いてみました。
田んぼづくり だそうです。
また、お子さんが久しぶりに帰省した時には、
大好きなご飯を作って待っていっている だそうです~ 愛~愛です~
こんな素敵な工場長によって小国ウッディの製品は
支えられているのですよ!
以上、「小国ウッディ スタッフと製品自慢!第1回 ~製造現場の統括! 工場長~」
でした。
長々とお付き合いいただき、ほんっとうにありがとうございました!
明日は
お楽しみに~!!